人生は山あり谷ありなどと形容されます。目の前の出来事に一喜一憂してしまうことも多いですが、実は「長い目で見る」ことができる人ほど、最終的に人生が上手くいきやすいものです。
これは投資の世界にも通じる考え方ですが、日常生活やキャリア、家庭、お金の使い方など、幅広い分野に当てはまります。
この記事では杉山自身の経験を交えながら「長期的な視点を持つことで人生が上手くいきやすい理由」と「具体的な実践方法」を解説します。

人生は短期的には不公平、長期的には公平になる
「なぜあの人ばかり成功して、自分はこんなに苦労するのか」と感じる瞬間は誰にでもあります。短期的に見れば、運や環境の差によって結果が偏るのは避けられません。
しかし長い目で見ると努力や選択の積み重ねが結果に表れる場面が必ず訪れます。
勉強も仕事も投資も、数年単位では報われないこともありますが、10年、20年と続けると「やってきて良かった」と思える瞬間が訪れます。
これは株式投資で言えば、短期的な株価の上下に惑わされるよりも、長期的な企業成長に着目して保有し続けた方が成果が出やすいのと同じです。
例1:学び続けた人と学ばなかった人の差
学生時代は同じくらいの成績でも、社会人になってから学びを継続するかどうかで大きな差がつきます。
例えば、IT業界で働いている人がプログラミングやAIの知識をコツコツと積み上げていけば、10年後には貴重な人材として市場価値が高まり、収入も安定しやすくなります。
一方で、学びを止めてしまうと、新しい技術や知識に取り残され、同じ会社にいても評価が上がりにくい。短期的には同じに見えても、長期的には人生の充実度が大きく変わるのです。
例2:お金の使い方と資産形成
投資においても「長期目線」が成果を分けます。
20代で毎月3万円を積立投資した人と、40代になってから焦って投資を始めた人。投資額の合計は同じでも、20年の複利効果を得た前者の方がはるかに資産は増えます。
また、お金の使い方も同様です。
その場の欲望に流されて浪費を続けると、短期的には楽しいですが、長期的には資産も貯まらず自由度が下がります。
一方で、必要な支出と投資的支出を意識してお金を使った人は、数十年後に「選択肢の多い人生」を手に入れやすいのです。
杉山も元は浪費家だったので、あの頃に初めていればもっと早くFIREできたのにと考えるばかりです。
例3:人間関係も長期視点で築く
人間関係も「短期的な得」より「長期的な信頼」を重視する方が結果的に人生が豊かになります。
仕事で一時的に成果を出すために誰かを利用するような関わり方をすると、短期的には得をするかもしれませんが、長期的には信頼を失います。
一方で、誠実に相手の立場を考えて行動する人は、時間をかけて信頼が積み重なり、困ったときに助けてもらえる人間関係が築けます。
投資の世界で言えば「短期売買で一瞬の利益を狙うより、優良企業と長く付き合う方がリターンが大きい」という考え方と同じです。

例4:健康は長期視点でしか守れない
人生の基盤である健康も、長期的な積み重ねが結果を左右します。
毎日の食生活、睡眠、運動習慣は短期的には違いが出ません。しかし10年、20年経つと、生活習慣病や体力の差となって表れます。
「まだ大丈夫」と思って不摂生を続けた人と、地味でも習慣を守り続けた人では、中高年以降の生活の質が大きく変わります。
お金があっても健康を失えば幸せとは言えません。だからこそ「長期視点で自分の体を大切にする」ことが、人生を上手くいかせるカギになります。
杉山も若い頃は健康のことなど殆ど考えませんでした。来年の健康診断で大病が見つかっても何ら不思議ではありません。こういうところも無意識的な不安の種になるのかなと考えています。不安の種は蒔かない方がいいでしょう。
短期的な結果を求める人が陥る罠
なぜ人は長期的に物事を考えられないのでしょうか?
大きな理由は「短期的な結果をすぐに求めてしまう心理」です。
- ダイエットも数日で効果を期待する
- 仕事もすぐに成果を出したい
- 投資も数か月で利益を出したい
しかし現実は、努力と結果の間には時間差があります。この「タイムラグ」を耐えられるかどうかが、長い目で見たときに人生を上手く進められるかどうかを決めると言えるでしょう。

長期的視点を持つための習慣
長期的な視点を実践するには、具体的な習慣づくりが有効です。
- 投資では積立投資を基本にする
毎月自動で積み立てる仕組みを作れば、短期的な値動きに惑わされにくい。 - 学びを生活習慣に組み込む
読書や資格勉強などを小さく継続する。 - 日記や記録をつける
長期的な変化を可視化できる。 - 健康に関する小さな習慣を積み重ねる
歩く、早めに寝る、野菜を一皿増やすなど。
これらを続けると、未来の自分に大きな差がつきます。

杉山の実体験:長い目で見て良かったこと
杉山も投資を始めた頃は成果が出ず、焦ってしまう時期もありました。ですが「長期目線」を信じて積立投資を続けた結果、数年後には資産が大きく成長しました。投資に関する書籍やブログを読み漁っておいて良かったと改めて実感しております。
また、仕事でも短期的な評価より「信頼を築く」ことを意識して関係を続けた結果、数年後に思わぬチャンスにつながったこともあります。
「長い目で見ると努力は報われる」
というより、
「長い目で見ると努力が報われる瞬間が必ず来る」
これが杉山が人生を通じて確信していることです。まるで株価のチャートのようですね。
まとめ:長期視点は人生のコンパスになる
- 短期的には不公平でも、長期的には努力と選択が結果を決める
- 学び・お金・人間関係・健康は、長期的に取り組むことで差がつく
- 投資も人生も「長期目線で淡々と続ける人」が最終的に成功する
目の前の結果に一喜一憂せず、長い目で物事を捉える。
それが杉山が考える「人生が上手くいきやすい秘訣」です。