虚栄心というのは、誰にでもある感情です。
杉山もちょっとしたアクセサリーや少々値の張るバイクなど、よく無駄遣いをしたもんですよ。
物を買うことで一時的な満足感は得られます。
しかしその代償としてお金は減ってしまいます。
お金が減れば、貯蓄や投資に回す余裕も少なくなり、、、
その結果、経済的自由は遠のいてしまうのです。
経済的自由とは、働かなくても安心して生活できる状態のことです。
見栄を張るためにお金を使いすぎると、この自由を手に入れるのが難しくなります。
だからこそ日々の支出を見直すことが大切です。

見栄のための出費は資産にならない
見栄のために使うお金は、多くの場合「消費」に分類されます。
ブランド品のバッグや時計、高級車やレストランでの贅沢な食事など。
どれも一時的には満足感を与えてくれます。
しかし購入した瞬間から価値は下がっていきます。
売ろうとしても、購入時の価格で戻ってくることはほとんどありません。
見栄のために使ったお金は、将来の資産にはならないのです。
一方で、貯蓄や投資に回したお金は、将来の自分を助けてくれます。
株式や投資信託、不動産などの資産に回すことで、お金は時間と共に増えていく傾向にあります。
見栄を優先すると、この成長のチャンスを失ってしまうのです。
虚栄心を優先すると資産形成が遅れる
経済的自由を手に入れるためには、資産形成が欠かせません。
資産形成とは、貯蓄や投資によってお金を増やすことです。
複利の力を味方にすれば、少額でも時間をかけて大きく成長します。
しかし虚栄心に任せて消費を続けると、資産形成は遅れてしまいます。
たとえば、月収30万円の人が毎月5万円をブランド品に使うとします。
1年で60万円の浪費。
その60万円を投資に回せば、数年後には大きな資産差になります。
小さな浪費の積み重ねが、自由への距離を確実に広げてしまうのです。

見栄から遠ざかるほど経済的自由に近づく
経済的自由を手に入れた人は、見栄を張ることはほとんどありません。
必要なものだけにお金を使い、余ったお金は貯蓄や投資に回します。
世界的投資家のウォーレン・バフェット氏も、その代表例です。
バフェット氏は巨額の資産を持ちながら、質素な暮らしを続けています。
高級品で見栄を張ることはせず、必要最低限の生活を選択。
虚栄心を抑えることで資産形成を優先することができます。
経済的自由を目指すなら、まずそれまでの価値観を捨てることが重要だと杉山は考えますね。
物欲を抑えるための具体的な方法
物欲を抑えるためには、日常生活での具体的な習慣が効果的です。
・収入の一定割合を先に貯蓄や投資に回す
先取り貯蓄をすることで、残りのお金で生活する習慣が自然と身につきます。
・欲しいものは1週間ほど待って判断
本当に必要かどうかを考えることで、無駄な浪費を減らせます。
・SNSや他人との比較を減らす
周囲と比較してもあまり意味はありません。
比べなくなることで周りの目を意識する機会も自然と減ります。
・購入する際に「資産になるか」を考える
資産になるものなら購入を検討し、消費であれば慎重に判断しましょう。

日常生活での虚栄心
虚栄心は、私たちの身近な生活にも潜んでいます。
結婚式やパーティーでの高額な費用。
住宅購入で豪華な家や設備へのこだわり。
ブランド服や時計を揃えること。
一見、社会的ステータスの向上に思えますが、将来の自由を犠牲にしている場合がほとんどです。
小さな浪費でも積み重なれば、数百万円単位で資産形成の機会を失うことになります。
日常生活の選択を丁寧に見直すことが、経済的自由への第一歩です。
経済的自由は小さな選択の積み重ね
経済的自由は、一朝一夕で手に入るものではありません。
日々の小さな選択の積み重ねが、将来の自由を決めます。
「他人に見せびらかすためにお金を使うか」
「未来の自分のために資産を育てるか」
どちらを選ぶかが、自由への距離を左右します。
小さな節約や投資の習慣が、将来の大きな自由につながります。

虚栄心を捨てることで得られるメリット
虚栄心を捨てると、まずお金の使い方が改善されます。
余計な出費が減り、投資や貯蓄に回せるお金が増加。
さらに、精神的自由も得られます。
「他人からどう見られるか」を気にしなくなるからです。
経済的自由だけでなく、心の自由も同時に手に入れることができます。
まとめ
高級品や贅沢な消費は、一時的な満足にすぎません。
資産形成は未来の自分を助け、自由を与えてくれます。
経済的自由を得たいなら虚栄心を捨てることが重要です。
高価なアイテムや体験を周囲に自慢するよりも、資産形成を優先する習慣を身につけた方がいいでしょう。
その積み重ねが、自由への最短ルートとなります。
何事も積み重ねが肝要ですから。