【銘柄情報】アサンテ(6073)【値下がりしたら買い増したい】

銘柄情報

会社概要

アサンテは住宅メンテナンスの専門企業です。

本社は東京。

主力事業は木造住宅向けのシロアリ防除です。

全国に営業網を持ち、農協(JA)と提携しています。

訪問営業を通じて地方の需要にも強いです。

施工件数は累計で60万件を超。

保証制度とアフターサービスで顧客満足度を高めています。

事業の特徴

アサンテはシロアリ対策に加えて湿気対策や地震対策も行います。

他にも住宅リフォームや太陽光発電、環境関連サービスも展開しています。

住環境を総合的に守る企業として事業を広げています。

収益の柱はシロアリ防除。

全体の売上の約4割を占めています。

次いで地震対策や湿気対策が続き、リフォーム事業も安定的に収益を支えています。

業績の推移

アサンテの売上は長期的に安定しています。

年間130〜150億円前後で推移。

営業利益も10億円前後を維持しています。

経常利益や純利益も安定的です。

直近の実績は以下の通り。

  • 2022年3月期:売上高137億円、営業利益13億円、純利益6億円
  • 2023年3月期:売上高141億円、営業利益14億円、純利益9億円
  • 2024年3月期:売上高137億円、営業利益9億円、純利益5億円
  • 2025年3月期:売上高140億円、営業利益12億円、純利益7億円
  • 2026年3月期予想:売上高149億円、営業利益13億円、純利益8億円

2023年度は増収増益でした。

しかし2024年度は減益。

その後2025年度は回復しました。

2026年度予想では再び増収増益となる見込みです。

EPSと株主還元

EPSは2025年度で約66円です。

2026年度予想では約84円に増える見込み。

成長とともに株主還元にも力を入れています。

配当利回りは3%台半ばで、安定的な収益を背景に、株主に利益を還元しています。

投資指標

2025年9月時点の株価は1,700円前後です。

時価総額は約200億円規模。

主な指標は以下の通りです。

  • PER:約20倍
  • PBR:約1.7倍
  • 配当利回り:約3.6%
  • ROE:約6%
  • 自己資本比率:約68%

PERは中程度の水準です。

PBRは1倍台で、割高感はありません。

配当利回りは市場平均より高め。

財務の健全性も強みですね。

最新四半期の動き

2026年3月期第1四半期の経常利益は約4.6億円。

通期予想に対する進捗は約35%です。

順調なスタートといえますが業績は上期偏重なので注意。

特に1〜3月期の売上が大きい傾向にあります。

強み

アサンテの強みはシロアリ防除の国内トップシェアです。

施工と保証を組み合わせたサービスで信頼性があります。

顧客との関係が長期的に続きやすい点も○

農協との提携により地方市場に強いです。

リピート需要が多く、安定した収益につながっています。

自己資本比率が高く、財務も健全。

課題

一方で課題もあります。

住宅市場や景気動向に影響されやすい点です。

新築着工件数が減少すれば需要は下がります。

リフォーム需要が停滞しても業績に響きますね。

また、業績が上期に偏りやすい点も弱点です。

四半期ごとに利益が変動。

人材確保や教育コストも課題です。

労働集約的なモデルであるため、効率化が求められるでしょう。

投資家視点

アサンテは安定成長型の中小型株です。

急成長は期待しにくいですが堅実と言えます。

配当も安定しており長期投資に向いているでしょう。

株価水準も大きな割高感はありません。

自己資本比率が高いため安心感もあります。

今後はリフォーム分野の拡大に注目。

既存住宅のメンテナンス需要は増える見込みです。

住宅の長寿命化政策や高齢化社会が追い風になるでしょう。

中長期的には安定した収益拡大が期待されますね。

まとめ

アサンテはシロアリ防除を中心に住宅を守る企業です。

安定した顧客基盤と幅広いサービス。

財務の健全性が高く、配当も魅力です。

景気や住宅市場の変動には弱いですが、長期的な成長性はあります。

堅実な中小型株として注目できる存在だと、杉山は考えています!

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