株式投資は長い歴史を持つ代表的な資産運用手段です。しかし「これからの時代は株式はオワコンになるのでは?」「AIや暗号資産に取って代わられるのでは?」と不安を抱く人も少なくありません。
確かに市場は変化を続けていますが、株式が完全に時代遅れになることは考えにくいのが現実です。この記事では株式が今後も投資の王道であり続ける理由を、初心者にもわかりやすく解説していきます。

株式とは何か?基本をおさらい
株式とは企業が資金調達を目的に発行する証券であり、投資家はその株式を購入することで企業の所有者の一部となります。株主は利益配当を受けたり、企業の成長による株価上昇の恩恵を得ることができます。つまり株式投資は、企業の成長と利益に直接連動する投資手段といえます。
この仕組みは数百年にわたり続いてきたものであり、世界経済の拡大とともに進化してきました。今後も企業活動が続く限り、株式はオワコンになるどころか、資産形成の中心的役割を果たし続けると考えられます。
株式がオワコンにならない理由
企業活動がある限り株式は存続する
株式は企業の資金調達手段の一つです。企業は新しい工場を建てたり研究開発を進めたりする際に、銀行借入だけでなく株式発行による資金調達を行います。つまり、企業が存在する限り株式市場は必要とされ続けます。

世界経済の成長と株式市場の拡大
世界人口は今後も増加が見込まれており、新興国を中心に経済成長が続くと予想されています。経済が成長すれば企業の売上・利益も増加し、それに伴い株価も上昇していきます。これは歴史的にも繰り返されてきた現象です。
インフレへの耐性がある
現金はインフレによって価値が目減りしてしまいますが、株式は企業の実物資産や収益力を反映するため、長期的にはインフレに強い資産といわれています。物価が上がれば企業の売上も増えるため、株価や配当も成長する傾向にあるのです。
国や制度が株式市場を支えている
株式市場は各国の金融政策や法律によって支えられています。年金基金や投資信託などの大規模な資金が株式市場に投資されているため、国レベルで市場を維持するインセンティブが存在します。これは株式がなくなる可能性をさらに低くしている要因です。
他の資産との比較優位
不動産や債券、暗号資産など他の投資対象も存在しますが、それぞれに課題があります。債券は低金利環境では利回りが低く、不動産は流動性が低くまとまった資金が必要です。暗号資産は成長性はあるものの、実体経済との結びつきが弱く価格変動が激しいのが難点です。その点、株式は企業活動に裏付けられた安定した投資対象といえます。
株式市場の進化と新しい投資スタイル
「株式は古い」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、株式市場は時代に合わせて進化を続けています。
ETFや投資信託の普及
かつては個別株を直接売買するのが主流でしたが、現在ではETF(上場投資信託)や投資信託を通じて株式市場に分散投資できるようになりました。これにより少額からでも世界中の株式に手軽に投資することが可能になっています。
ネット証券とスマホアプリの拡大
インターネットとスマホアプリの普及により、誰でも簡単に株式取引ができる時代になりました。取引コストも大幅に下がり、若年層の投資参加も増えています。
ESG投資やテーマ型投資
最近では環境・社会・ガバナンスを重視するESG投資や、AI・再生可能エネルギー・医療といった特定テーマに基づく投資が広がっています。株式市場は新しい価値観や技術革新に柔軟に対応しながら拡大を続けています。

株式のリスクと正しい向き合い方
株式がオワコンにならないとはいえ、価格変動リスクがあることは事実です。短期的には景気後退や金融危機で株価が大きく下落することもあります。しかし長期的に見れば世界経済の成長とともに株式市場は拡大してきました。
長期投資の重要性
歴史を振り返ると、リーマンショックやコロナショックのような暴落があっても、株価はその後回復し、過去最高値を更新し続けています。短期の値動きに振り回されず、長期的な視点で投資することが最も重要です。
分散投資でリスクを低減
特定の企業や業種に集中するとリスクが高まります。そのため、複数の銘柄や地域、資産クラスに分散投資することが効果的です。ETFや投資信託を利用することで、誰でも簡単に分散投資が実現できます。
自分のリスク許容度を理解する
株式投資はリスクを取ることでリターンが得られます。自分がどの程度の値下がりに耐えられるのかを理解し、その範囲内で投資を行うことが重要です。

まとめ:株式は未来でも王道資産
株式は企業活動の根幹に結びついた資産であり、世界経済が成長する限り投資の中心的存在であり続けます。インフレへの強さ、制度的な支え、進化する投資手段などを考慮すると、「株式はオワコン」という考えは現実的ではありません。
むしろ今後も株式は資産形成において欠かせない存在であり、個人投資家にとっても最も重要な選択肢の一つです。短期的な不安にとらわれず、長期・分散・積立を基本に株式投資を続けることが、将来の安定した資産形成につながるでしょう。