こんにちは!杉山です。
今回は杉山が目指しているFIREについて解説していきます!

FIREとは?
- 経済的自立(Financial Independence):生活費を労働収入に頼らず、資産運用や不労所得で賄える状態
- 早期リタイア(Retire Early):一般的な定年(60〜65歳)より前にリタイアすること
それぞれの頭文字を取ってF・I・R・Eです。
つまり、「資産収入>生活費」になったら働く義務から解放されるという考え方です。
FIRE達成のための基本式
1. 必要資産額の計算
米国で有名な「4%ルール」を用いるのが基本です。
↓詳しくはこちら
- 必要資産額 = 年間生活費 ÷ 0.04(4%)
例:年間生活費300万円の場合→ 300万円 ÷ 0.04 = 7500万円

2. FIREの4つのタイプ
Fat FIRE
- 生活レベルを落とさず豊かな暮らしをする
- 必要資産:1億円以上が目安
Lean FIRE
- 必要最低限の生活費でリタイア
- 必要資産:4000万〜6000万円程度
Side FIRE
- 半リタイア。資産収入+パートor副業収入で生活
- 必要資産:3000万〜5000万円程度
Coast FIRE
- 一定額まで貯めたら運用だけで老後資金を賄う
- その後は好きな仕事だけする
FIREまでのステップ
1. 支出の最適化
- 固定費削減(家賃・保険・通信費)
- 無駄な消費を減らし貯蓄率を上げる(貯蓄率50%以上目標)
↓家計管理についてはこちら
2. 収入の最大化
- 本業で昇給・転職
- 副業(ブログ、YouTube、プログラミング、投資)
3. 投資で資産運用
4. 生活防衛資金の確保
- 生活費6〜12ヶ月分は現金で持つ
病気や怪我で働けなくなり収入が途絶えてしまう事態に備える為にも、最低でも生活費の6か月分の現金は用意しておいた方がいいでしょう。
5. FIRE後の生活設計
- 健康保険・年金・税金のシミュレーション
- FIRE後に働くか完全リタイアか決める
個人的にはこの「選択肢がある」という状況が一番の利点だと思っています。
FIREのメリット
- 働かなくても生きていける自由
- ストレスの少ない生活が可能
- 好きな仕事・趣味に集中できる
- 家族との時間を優先できる
FIREのデメリット・リスク
- インフレリスク:物価上昇で生活費が足りなくなる可能性
- 投資リスク:暴落や長期不況で資産が減少するリスク
- 社会保障の減少:年金額が減る、健康保険料が高くなる
- モチベーション低下:働かなくなることで目的喪失する人も
日本でのFIRE現実ライン
- 生活費:月20〜25万円(年間240〜300万円)
- 必要資産:6000万〜7500万円(4%ルール)
ただしSIDE FIRE(半リタイア)なら
- 資産3000万〜4000万円+パート収入(月10万円程度)で可能。
FIRE達成の実例(シミュレーション)
- 年収500万円、貯蓄率50%(年間250万円投資)
- 年利5%で運用
→ 約15〜17年で7500万円達成
- 年収700万円、貯蓄率60%(年間420万円投資)
- 年利5%で運用
→ 約12年で7500万円に到達!

どういう仕組み?
- まずたくさん貯金・投資をして資産を作ります。
- その資産からの収入(配当・売却益)だけで生活できる状態にします。
- 仕事をやめてもお金が減らないので自由に暮らせます。
と、簡潔に述べるとこんな感じになります。
目安はどれくらい?
- 「4%ルール」という考え方を使う
→ 年間生活費 ÷ 0.04 = 必要な資産額
例:生活費300万円なら…
300万円 ÷ 0.04 = 7500万円が必要。
7500万円と聞くと途方も無い数字に思えますが、これは生活費全てを賄おうとした場合の試算です。普段の生活費をもっと抑えられる人は、必要額を更に抑えられる計算になります。
FIREの種類(4タイプ)
- Fat FIRE:お金たっぷり、贅沢な生活
- Lean FIRE:質素な生活でリタイア
- Side FIRE:半分リタイア+好きな仕事を少しだけ
- Coast FIRE:若いうちに資産を作って、あとは資産運用に任せる
メリット
- 好きなことに時間を使える
- 嫌な仕事をしなくていい
- 家族や趣味を優先できる
デメリット
- 投資のリスク(暴落したら生活が厳しい)
- 物価上昇で生活費が足りなくなる
- 社会保障(年金・保険)が減る
ポイント
- 生活費を下げる(支出を減らす)
- 収入を増やす(副業・転職)
- 投資で資産を増やす(株・インデックス投資)
これらがFIRE達成のための3本柱となります。
↓インデックスファンドについてはこちら
まとめ
FIREは、お金の心配をせずに早期リタイアする生き方です。
- 資産運用で生活費をまかなうことで、働かなくても生活できる状態を目指す
- 必要資産の目安は「年間生活費 ÷ 0.04(4%ルール)」
- タイプは贅沢型(Fat)・質素型(Lean)・半リタイア(Side)・資産増加待ち(Coast)
- メリット:自由な時間が増える、嫌な仕事をやめられる
- デメリット:投資リスク・物価上昇・社会保障減少
ポイントは支出を減らす+収入を増やす+投資で増やすの3つ。
これらをバランスよく長期で実践できたなら、誰もが経済的自由に近づけます。
FIRE達成までの道のりを少しずつ、ゆっくり進んで行きましょうね。