ベーシックインカムとは何か?投資でつくる新しい生活の形を解説

投資

10年ぐらい前からですかね?ベーシックインカムという言葉を耳にしたことはないでしょうか。

社会保障の新しい形として注目される制度です。

しかしその仕組みや実現性については理解が進んでいません。

ここではベーシックインカムの基本からメリットとデメリットを整理します。

さらに後半では投資を活用して自分自身のベーシックインカムをつくる方法も解説します。

ベーシックインカムの基本

ベーシックインカムとは、国民全員に一定額のお金を無条件で支給する制度です。

収入や年齢、職業は関係ありません。

誰もが同じ金額を受け取れることが最大の特徴です。

この制度が導入されれば、最低限の生活が保障されます。

「生きるために必要なお金」が社会全体で守られるのです。

なぜ注目されるのか

現代は格差が広がっています。

正社員と非正規雇用の差も大きくなりました。

将来に不安を抱える人は少なくありません。

さらにAIや自動化が進み、多くの仕事がなくなる可能性があると話題にもなっています。

働く環境が変化するなかで「生活の安心」をどう守るか。

その答えの一つとしてベーシックインカムが注目されています。

海外での実験事例

フィンランドでは失業者を対象に一定額を支給する実験が行われました。

無条件で生活費の一部を保障する取り組みです。

結果として精神的な安心感が生まれたと報告されています。

ただし、雇用改善効果は限定的。

カナダやスイスでも議論が進みました。

世界中で「制度の可能性」を探る動きが起きています。

日本での議論

日本でもベーシックインカムは議論の対象になっています。

高齢化や少子化によって社会保障費は増え続けています。

果たして年金制度や生活保護が持続できるのでしょうか?

その代替策としてベーシックインカムが提案されることがあります。

しかし、実現には大きな課題が残されています。

メリット

ベーシックインカムのメリットは明確です。

第一に、貧困の削減につながります。

最低限の生活費が保障されれば、路頭に迷う人は減ります。

第二に、複雑な社会保障制度を簡略化できます。

さまざまな給付を一本化することでコストを減らせます。

第三に、人々が挑戦しやすい社会になります。

新しい仕事や起業に取り組みやすくなるでしょう。

デメリット

デメリットも無視できません。

最大の問題は財源です。

全国民に毎月お金を配るには莫大な費用が必要です。

増税や他の給付の削減が避けられないかもしれません。

また、働く意欲が下がるリスクもあります。

経済全体に悪影響を与える可能性もあるのです。

財源の課題

ベーシックインカムを導入するには財源の確保が欠かせません。

消費税や所得税を引き上げる案があります。

また、既存の年金や生活保護を統合して原資にする方法も議論されています。

一方で、富裕層への課税を強化する案もあります。

どの方法も国民的な合意が必要です。

投資でつくる「自分のベーシックインカム」

国が制度を導入するには時間がかかります。

しかし個人が投資を通じて「ベーシックインカムのような仕組み」を作ることは可能です。

投資によって毎月一定の収入を得ることができます。

この収入は生活の安心を支えるベースになります。

つまり、自分で小さなベーシックインカムを作るのです。

株式投資での配当収入

株式投資は代表的な方法です。

企業は利益の一部を株主に配当として還元します。

高配当株に投資すれば、毎年安定的に配当金を受け取れます。

例えば、利回り4%の株に1000万円投資すれば年間40万円の配当が得られます。

これは小さなベーシックインカムになります。

投資信託での分配金

投資信託も有効です。

分散投資が可能で、初心者にも扱いやすい商品です。

分配金が出るタイプを選べば、定期的に収入が得られます。

特にインデックス型の投資信託は低コストで人気。

長期で運用すれば安定的な成果が期待できます。

不動産投資での家賃収入

不動産投資もベーシックインカムの構築に役立ちます。

賃貸物件を所有すれば毎月家賃収入が得られます。

ただし初期投資額が大きく、空室リスクもあります。

それでも長期的に安定収入を得たい人には有効な手段ですね。

杉山のは少額で始められてリスクも比較的小さいREITをおすすめしています。

積立投資の活用

一度に大金を投資できない人は積立投資がおすすめです。

少額をコツコツ積み立てれば資産は徐々に増えます。

長期で続けることで複利の効果が働きます。

これにより将来的なベーシックインカムの基盤をつくれます。

投資によるリスク管理

投資にはリスクが伴います。

株価の変動や不動産価格の下落は避けられません。

そのため分散投資が重要

一つの商品に集中せず、株式や債券、不動産に分けて投資します。

これにより安定性を高めることができます。

まとめ

ベーシックインカムとは「国民全員に無条件で一定額を配る制度」です。

格差の是正や生活の安心に役立ちますが、財源などの課題も大きい制度です。

すぐに実現するのは難しいでしょう。

しかし投資を通じて自分で「小さなベーシックインカム」をつくることは可能です。

配当や分配金、家賃収入を積み上げれば、生活を支える収入源になります。

杉山はこっちの方が好みですね。まずは自分の足で立ちたいところ。

国の制度を待つだけでなく、自ら準備することが大切です。

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