【銘柄情報】アイモバイル(6535)【値下がりしたら買い増したい】

銘柄情報

会社概要

アイモバイルは東京都渋谷区に本社を構える企業です。

広告事業とふるさと納税事業を中心に展開しています。

主力サービスは「ふるなび」。

もともとスマートフォン向け広告を強みとして成長しました。

現在はふるさと納税分野が収益の柱。

ITを活用した地方創生を支える企業として注目されています。


売上と利益の推移

過去の業績推移を見てみましょう。

2022年7月期は売上約1,393億円。営業利益は約379億円。経常利益は約384億円。純利益は約268億円でした。

2023年7月期は売上約1,642億円。営業利益は約352億円。経常利益は約343億円。純利益は約240億円でした。

売上は増加しましたが利益はやや減少。

2024年7月期は売上約1,873億円。営業利益は約354億円。経常利益は約345億円。純利益は約242億円でした。

利益は横ばいでしたが売上は堅調に拡大しました。

2025年7月期の会社予想は売上2,300億円。営業利益は450億円。経常利益は433億円。純利益は295億円です。

売上と利益の大幅な増加を見込んでいます。


四半期推移

2025年7月期の第3四半期累計の実績を確認します。

売上は前年同期比で約14%増加しました。

経常利益は前年同期比で約5%増加しました。

進捗率は経常利益で通期予想の91%に到達しています。

順調な成長が続いていますね。


収益性の指標

2024年7月期のROAは約9.9%。

ROEは約16.4%です。

効率的に利益を上げていることがわかります。

収益性は上場企業の中でも高い水準です。


財務健全性

自己資本比率は2022年に約73%でした。

2023年は64%、2024年は63%でした。

水準は高く、財務の安定性は良好です。

借入金に依存しすぎない経営を実現しています。


キャッシュフロー

キャッシュフローも安定しています。

2022年は営業キャッシュフローが約322億円。投資キャッシュフローは約−23億円でした。フリーキャッシュフローは約304億円です。

2023年は営業キャッシュフローが約438億円。投資キャッシュフローは約−37億円。フリーキャッシュフローは約401億円です。

2024年は営業キャッシュフローが約379億円。投資キャッシュフローは約−74億円。フリーキャッシュフローは約304億円です。

安定したキャッシュ創出力があります。


株価指標

2025年9月時点の株価は663円前後で推移。

時価総額は1,000億円規模です。

予想PERは約13倍、PBRは約2.2倍です。

予想EPSは約51円。

BPSは約298円です。

配当利回りは約3.9%と高めです。

ROEは16%台を維持しています。

そして自己資本比率が60%超。

成長性と安定性を併せ持っています。


強み

アイモバイルの強みはふるさと納税事業です。

ふるなびの知名度は年々向上しています。

新規寄附者の獲得力が高く、自治体からの信頼も安定。

広告事業も依然として収益基盤を支えています。

複数の収益源を持つ点も安心材料です。

ROEやROAの高さは経営効率の良さを示しています。


課題

一方で課題もあります。

広告事業は競争が激しく、成長鈍化の懸念があります。

また、ふるさと納税市場は政策変更リスクを抱えています。

自治体の予算や制度改正で事業環境が変わる可能性も。

株価指標で見るとPBRが2倍を超えており、割高感があります。

今後は成長期待が株価に織り込まれる点に注意が必要です。


投資家目線での評価

投資家にとってアイモバイルは魅力的です。

売上成長と高ROEは安心材料です。

配当利回りも3〜4%と高水準です。

財務が健全で、借金リスクが小さい点も安心です。

中長期で安定的に成長が期待できる銘柄と言えるでしょう。

ただし短期的には制度リスクや株価変動に注意が必要です。


まとめ

アイモバイル(6535)は広告とふるさと納税を軸に成長する企業です。

売上は拡大を続け、利益も着実に積み上げています。

ROEやROAは高く、経営効率の良さが光ります。

財務体質も健全です。

自己資本比率は60%超でキャッシュフローも堅調です。

配当利回りも魅力的。

一方で事業依存の偏りや制度変更リスクがあります。

株価指標では割高感も見えます。

長期目線で成長を期待できる銘柄です。

安定成長と株主還元を両立した投資先といえるでしょう。

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