はじめに
資産形成を始めると、多くの人が「できるだけ早く増やしたい」と考えます。杉山自身もその一人でした。株や投資信託を買った直後から値動きを気にし、少しでも利益が出ればすぐに売ってしまう。
あるいは下がれば焦って損切りをする。そんな短期目線の投資を繰り返した結果、得られるはずの利益を逃し、むしろ損を大きくしてしまったことがあります。
この記事では杉山の体験談を交えながら「なぜ短期目線が資産形成を損なうのか」を詳しく解説します。これから投資を始める人や、すでに投資をしているけれどなかなか成果が出ない人にとって、参考になるはずです。

杉山が短期投資に走ってしまった理由
投資を始めたきっかけ
杉山が投資を始めたのは2022年。将来のために資産形成を始めようと証券口座を開設しました。最初に投資したのはSPYDやHDVなどの米国高配当ETFでした。
長期で積み立てるつもりでしたが、いざお金を入れると「もっと早く増やしたい」という欲が出てしまいました。
SNSや投資系動画の影響
その頃SNSやYouTubeには「短期で10万円を100万円にした」「1週間で30%増えた」など、華やかな成功談が溢れていました。
冷静に考えれば一部の成功者にすぎないのですが、当時の杉山は「自分もすぐに増やせるのでは」と錯覚していたんだと思います。
値動きが気になって仕方がない
投資を始めてから1日中スマホで株価をチェックするようになりました。たった数%の値動きに一喜一憂し、短期の売買を繰り返してしまいました。

短期目線で失敗した具体的な体験談
体験談1:利益を伸ばせなかったケース
いつだったかETF「VIG」を購入しました。増配発表後に株価が少し上がり、数万円の含み益が出てました。本来なら「長期保有で安定成長を狙う」と考えていたはずなのに、杉山はすぐに利益を確定させてしまいました。
しかしその後株価はさらに上昇。もしそのまま持っていれば、利益は倍以上になっていたはずです。短期で売ってしまったことにより、大きなチャンスを逃してしまいました。
体験談2:焦りの損切り
個別株「テキサスインスツルメンツ」を購入したときは、直後に株価が十数%下落しました。長期的に見れば業績も安定しており、下落は一時的だったのですが、杉山は「もっと下がるのでは」と不安になり損切り。
ところがその数日後に株価は反発し、現在も上がり続けています。結局売らなければ損もせず配当金も得られた典型的な失敗例ですね。
短期目線が資産形成において損な理由
複利効果を活かせない
資産形成における最大の武器は「複利」です。利益を再投資することで雪だるま式に資産が増えるのですが、短期で売買してしまうと、そのチャンスを自ら手放すことになります。
感情に左右されやすい
短期投資は「恐怖」と「欲望」に振り回されやすくなります。下がれば不安で損切り、上がれば欲をかいて早売り。この繰り返しでは資産は思うように増えません。
市場のノイズに振り回される
株価は短期的にはさまざまなニュースやイベントで乱高下します。例えば為替や金利、海外市場の影響など。しかし長期的には企業の業績や成長性が株価を決める要因になります。短期に集中すると、本質を見失いやすいのです。
精神的に疲れる
常に株価をチェックし続けるのは精神的に大きな負担です。杉山も当時は「仕事中も株価が気になる」状態で、生活の質まで落ちてしまいました。

長期目線に切り替えて気づいたこと
積立投資の安心感
短期売買で失敗を繰り返した後杉山は、積立NISAで楽天VTIを買い始めました。毎月一定額をインデックスファンドに投資するだけ。シンプルですが長期で見れば着実に資産が積み上がっていくことを実感しています。
株価の上下を気にしなくなった
長期投資を前提にしてからは、日々の値動きに振り回されなくなりました。むしろ下落は「安く買えるチャンス」と考えられるようになり、心の余裕が生まれました。
複利効果の実感
投資を続けて数年経つと、配当金や再投資した利益が少しずつ積み重なり、資産が雪だるま式に増えていることを実感できます。これこそ、短期投資では得られなかったメリットです。
短期目線に陥らないための工夫
- SNSや煽り情報に流されず、自分の投資方針を明確にする
- 投資は「長期・分散・積立」を基本にする
- 株価ではなく、企業の業績や将来性に注目する
- 定期的に資産全体を見直し、成長を実感する
まとめ
杉山の体験談を振り返ると、短期目線での投資は「感情に振り回され、複利効果を活かせず、結果的に損をする」という結論に至りました。逆に長期目線でコツコツ投資を続けることで、資産形成は堅実に進み、精神的な安心感が得られています。
資産形成はマラソンのようなものですね。短期で結果を求めるのではなく、長期で着実に積み上げる今の投資スタイルこそが、杉山の場合は一番の精神安定剤です。